続・実験的ブログ導入

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スカイクロラシリーズ - 森博嗣

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映画を見る見ないは別として、
文庫化されているスカイクロラシリーズを読破。
全部3、4回読み返した。

しかし、この映画絵の表紙版を買ったのは失敗だった。
話を読む上では余計なイメージは邪魔。
どうせカバーしてるからいいんだけど。

発行順では
スカイ・クロラ
ナ・バ・テア
「ダウン・ツ・ヘブン」
「フラッタ・リンツ・ライフ」
「クレィドゥ・ザ・スカイ」
だが、時系列的には「スカイ・クロラ」が最後なので読む順番を
最初迷ったが、意図的らしいのでここは発行順で。
http://blog.mf-davinci.com/mori_log/archives/2007/06/post_1229.php

それゆえに「スカイ・クロラ」だけ読んだ後は
なんか情報量が足りない感じですっきりしなかった。
その後の作品で、徐々にそれまでについてわかってくるが、
ナ・バ・テア」と「ダウン・ツ・ヘブン」が続いていたので、
「フラッタ・リンツ・ライフ」と「クレィドゥ・ザ・スカイ」も続いた話で最後
スカイ・クロラ」に繋がるのかなと思ったら、最後訳わかんなくなってしまった。
再度「スカイ・クロラ」読んだけど、どうも人物関係が難しい。

一番好きだったのは「フラッタ・リンツ・ライフ」。

シリーズ通してずっと書かれている、絶対的な空の価値観があるだけに、
「飛べない。もう飛べない。ああ……」
という台詞や、
「これのことだったのだ、愛情っていうやつは。」
と気が付くところの台詞がとても重く感じられた。
そして最後もう一緒に飛ぶことがないであろう状況での、
「お元気で」
「どうか、お元気で」
と繰り返される台詞ではなぜか思わず泣けてしまった。

その他にもいろんな価値観について考えるところがあった。
スカイ・イクリプス」が早く文庫化されて欲しい。
読んだらちょっとは理解が進むだろうか。