おい、文庫版出てたの気がつかなかったよ。
スカイクロラシリーズ最終作。
といっても内容はシリーズに登場してきた
様々な人物のエピソードを集めた短編集。
笹倉、ティーチャ、函南、喫茶店のマスター、甲斐、フーコ、瑞季。
いろんな視点から本編を補足するようなエピソードが書かれている。
それぞれの話の紹介は↓この記事がネタばれせずに的確。
http://d.hatena.ne.jp/sangencyaya/20080801/1217516665
http://d.hatena.ne.jp/sangencyaya/20080727/1217117453
特に、後ろから二番目の「ドール・グローリィ」を一つのエンディング、
最後の「スカイ・アッシュ」をもう一つのエンディングと表現しているのはうまい。
エンディングはまたなぜか泣けた。
最後にこの人物でこのオチを持ってくるのはすばらしい。
細かい話の前後関係とか謎の部分は置いといて、
とてもきれいですっきりとした。