ずっと読もうと思っていたけど、読んでなかった小説を読みました。
森博嗣「すべてがFになる」です。
まぁ有名なので、詳しく内容を批評するようなことはしません。
この小説を知ったきっかけは、
大学のときに「プログラミング言語」というコンパイラの授業で、
担当だったU教授が授業中にこの小説を紹介したことでした。
といっても物語の内容とかではなく、
・著者が国立大学工学部の助教授である。
・コンパイラとかコンピュータ知らない人が理解できるのか?
といった内容が多数でてくる。
・そもそも「F」というのは・・・(ネタバレなので書きませんが、
つまり私たちはいきなりネタバレされたわけです。
といっても直接トリックがわかる訳でもないんですが。)
といった、つまり理系的な内容が出てくる小説であるということです。
私はこの「F」というのがとても馴染みのある学科であったので、
タイトルに強烈な印象が残っていた訳です。
で、読んでみた感想ですが、
確かにコンピュータの用語がでてくるなぁと思いました。
UNIXのマシンとか、FTPするとか、OSとか、コンパイラとか。
今はまだブロードバンドでインターネットが普及して
一般の人にもこういった用語は理解されると思うけど、
この小説が発行された当時はまだダイヤルアップ接続で、
私とかは当時中or高校生で「23時過ぎたらテレホ開始」とか
言っていた頃じゃないかと思うので、
一般の人が理解できたとは思いがたいです。
とは言っても話の内容はとても面白くて、
久しぶりに小説を読んだにもかかわらず、
時間を忘れてあっという間に読みきってしまいました。
読んでない方はぜひ読んでみて下さい。